1Q84読み直し(Book1 Ch.6-10)【ネタバレあり】
- awayuikanako
- 2014年7月18日
- 読了時間: 2分
6.天吾
小松から早朝に電話があり、ワードプロセッサー代を払ってあげると連絡あり。人妻のガールフレンドから電話で今日は会えないと報告される。ワードプロセッサーを買いに行き、さっそく空気さなぎの書き直し作業にとりかかる。「空気さなぎ」が具えもった大きな美質と大きな欠陥。
夜になると、一匹の盲目の山羊の死体から、リトルピープルがこちら側にやってきて、世夜明けにあちら側に戻っていく。
電話でガールフレンドと話す。子供がいじめられているかもしれない。
その後ふかえるから電話がかかってきて、今度の日曜に他の誰かに会うために待ち合わせの約束をする。
7.青豆
柳屋敷を訪れる。大柄な男タマル。ドイツシェパードのブン。
裏手の温室で女主人と会う。先日渋谷のホテルで殺した男についてと、次の仕事のための鍵を受け取る。警官の制服と拳銃が新しくなった時期をタマルに確認する。山梨県警と過激派との銃撃戦が81年の10月半ばに起こった。
8.天吾
日曜日。幼いころNHKの集金人である父親に連れられて家々を回った回想。
父親のプロフィール。天吾は父親が本当の父親だとは思っていない。
ふかえりと新宿駅中央線立川方面行プラットフォームで待ち合わせ。
電車の中、ふかえりがディスレクシアであり、空気さなぎは「あざみ」が書いたことが判明。「リトルピープルに聞かれないように小さな声で話す」
とりわけ日曜の朝。ふかえりは天吾の手をとる。
9.青豆
図書館で1981年9月から11月までの3か月分の新聞を閲覧。「丁寧に新聞を読む」のに見落としていたニュースがあった。NHKの集金人の事件と本栖湖の銃撃戦。
狂いを生じているのは私ではなく、世界なのだ。世界の変更された部分。ねじれ。
渋滞に巻き込まれたタクシーの中でなぜヤナーチェックのシンフォニエッタと分かったのか。
新しい世界=1Q84年と仮定。
10.天吾
ふかえりと手をつないだまま電車を乗り継ぎ、二俣尾という駅からタクシーに乗った。風格のある大きな屋敷でエビスノ(先生)に会う。エリの父親(深田保)と戎野の関係。保は退学を離れた後、タカシマ塾に入る。その後「さきがけ」を立ち上げる。やがてさきがけ内で大きな2つの派に分かれ、分派コミューンは後々「あけぼの」になる。
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